◎■本多勝一のこんなものを食べてきた! 小学生の頃(コミック )■
2015-08-17


漫画を通じて、野山の食べ物など、昭和初期の信州伊那谷にあった少し裕福な家庭の小学生の食がわかる


堀田 あきお (著), 堀田 佳代 (著), 本多 勝一 (著)
コミック: 238ページ
出版社: 朝日新聞社 (1999/04)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
昭和10年代、本多勝一少年は、あれも食った、これも食った。それも、こっちのも、あっちのも、どれも。

内容(「MARC」データベースより)
ツツジ、まんじゅうの天ぷら、柿の皮、ヤギの乳、カタクリ粉…。 昭和10年代、故郷・信州の山や川で蜂の巣を探し、どじょうを獲った本多勝一少年の懐かしくも新鮮な話を漫画で伝える。『週刊金曜日』掲載の連載漫画。

著者について
堀田あきお(ほった・あきお)
漫画家。1956年北海道生まれ。 故・手塚治虫に師事。 主な作品は『フラッグ!』『アジアのディープな歩き方』『ハッスル!パンチ』など多数。 児童書のさし絵やイラストも多く手がけている。 現在『週刊金曜日』の他に青年誌や小学生向け新聞などに漫画を連載中。

堀田かよ(ほった・かよ)
漫画原作者。 1962年群馬県生まれ。 編集者を経て堀田あきおとの共作活動に入り『アジアのディープな歩き方』などの原作を手がける。

本多勝一(ほんだ・かついち)
『週刊金曜日』編集委員。 1931年信州・伊那谷生まれ。 主な著書に『はるかなる東洋医学へ』『五五歳のときに登った山山』『アムンセンとスコット』(以上、朝日新聞社)、 『六〇歳の記念に登った山山』(悠々社)などがある。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
小学1・2年性の頃
ゴトウムシ 8
ツツジ 12
イロハ 16
ウサギ 20
スイコンボ@ 24
スイコンボA 28
ヒビ 32
ツナミ 36
オカメス 40
ハチの子@ 44
ハチの子A 48
おむすび 52
コラム「ゑんそく」 56

小学3年生の頃
ヤギの乳 58
まんじゅうの天ぷら 62
砂糖菓子 66
ニワトリの卵 70
ニッキ 74
キンタマハジキ 78
熟柿 82
かたくり粉 86
マグロの刺身 90
イモ汁 94
サワガニ 98
ホンヤリのモチ 102
コラム「大戦争」 106

国民学校4年生の頃
イタンドリ 108
かきもち 112
オコゲ 116
麦のクロンボ 120
梅 124
チチバナ 128
ゴトウムシ(かりんとう) 132
きゅうりの粕もみ 136
モチの剥片 140
クサボケ 144
カヤの実 148
小柿 152
アケビ 156
お葉づけ 160
ドジョウ 164
切り柿 168
コラム「決戦の年」 172

国民学校5・6年の頃
ネンブリ 174
山のスッパ 178
カラスのおみやげ 182
スイカ 186
ハチの子ご飯@ 190
ハチの子ご飯A 194
源助菜のカブ 198
柿の皮 202
チガヤ 206
アズキッパ 210
モモ 214
カワラグミ 218
コッカ(サルナシ) 222
塩イカ 226

あとがき
この本に登場する昆虫・動物・植物

装丁・呉幸子

■あとがき(冒頭部分)
  このマンガは、『週刊金曜日』で一九九六年一一月から間欠的に二年半ほど連載され、このたび単行本として刊行されることになりました。 こういう連載マンガが始められた経緯を説明しておきます。
  私は『週刊金曜日』編集委員の一人ですので、同誌の皆さんと飲んだり雑談したりの機会が多いのですが、あるとき編集部の山中登志子さんが、私の話す伊那谷の少年時代の食物体験を大いにおもしろがり、同誌に連載マンガとして描いてくれと言いました。 しかし忙しい上に、私には"売りもの"になるほどのマンガの腕は全くありません。一方で山中さんは、かねてから同誌にマンガを登場させるべきだとも主張していました。 そこでこの二つの企画を合体させて「食いもののことをマンガにしたら……」という話になったわけです。 それでも漫画家にたのむためのシナリオを私が書く必要があり、その時間がなかなかとれません。

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